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【パワハラの再生産】
「パワハラは再生産される」——そんな言葉を聞いたことがありますか?
これはどういうことでしょうか。
たとえば、50代以上の世代の多くは、「ハラスメント」という言葉すらなかった時代を経験しています。
上司から人前で「バカ」と言われたり、人格を否定するような叱責を受けることも珍しくありませんでした。
当時は転職もしづらく、どんなに辛くても我慢して耐えていくのが当たり前、あるいは美徳とされていた時代です。生活がかかっていますから、いくら辛くても
そうした環境で耐えていくために本当の気持ち(悲しみや怒り)を心の奥に押し込めて頑張ってきた方も多いのではないでしょうか。
心理的には、その環境で生きていくために「辛い」という気持ちを何とかしなければなりません。
そこで「厳しくされるのは自分にとっていいことなんだ。」「良き社員になるためにはこの試練が必要なんだ。」という考えにすり替えてしまいます。
そのため、今度は自分が上司等の立場になったとき、他の社員に厳しく当たることを「当然のこと」
「必要なこと」と同じような言葉や態度を取ってしまうことがあるのです。
でも、本当は、あの頃の自分も、傷ついて辛かったはずです。
部下等につい厳しく当たってしまうのであれば、それはあなたの性格が、、、ということではなく
生きていくため自分を守るための苦肉の策だったのかもしれませんね。
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